●無季

2011年8月31日 (水)

壺中日月長

(こちゅうじつげつながし)

悟りの妙境は、時空を超え、悠々としている。

只知池上蟠桃熟。 ただ池上に蟠桃の熟すを知り、
不覺壺中日月長 壺中日月長きを覚えず。

2011年7月30日 (土)

明歴々露堂々

(めいれきれきろどうどう)
すべては、歴々として明らかであり、隠し立てなく目の前に堂々と露(あらわ)れている。
真理は、深遠な処に秘在していると探さずとも、ありのままの姿に現れています。
それに気付く曇りのない心が大切であります。

2011年7月27日 (水)

他不是吾

(たはこれわれにあらず)

他者にしていただいたのでは、私が為ることにならない。

ここ一点、自分を蔑ろにせず、

ここ一点、自分でするところを履き違えないようにしっかりやる。

他不是吾(たはこれわれにあらず)
更待何時(さらにいずれのときをかまたん)    道元『典座教訓』

自分がやらずに誰がやる。今やらずに何時やる。今日という日がある。

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たった一人しかない自分を
たった一度しかない一生を
ほんとうに生かさなかったら
人間、生まれてきたかいがないじゃないか (山本有三『路傍の石』より)

2011年7月13日 (水)

松直棘曲

(まつなおく いばらまがれり)

松は、直なのが本性、棘は曲がるのが天然。
お互いに真似したところで、その性を達することはできない。
松は松、棘は棘、種々様々、それぞれ色々違うことが当たり前。

2011年6月27日 (月)

香巌撃竹

(きょうげんぎゃくちく)

小石が竹に当たる音の響き

香厳智閑(きょうげんちかん)禅師が、道を掃除していた時、
偶然飛んだ小石が竹を撃ち、その竹の澄んだ音が悟りの機縁となった。
人や経典から教えられるのでなく、自分の経験で悟りを得なければならないという、禅の綱領を示した故事の一つ。

秀才の誉れ高い香厳は、ある時、師匠から
「君は聡明で物知りだ。君が生まれてから習い覚えたお経の注釈などでなく、
  君の父母も生まれていない前のことを一句言ってみよ」
との問いを受けるが、香厳は、答えることができなかった。
落胆して全ての書物を焼き捨て、武當山にこもって一人修行する。
年月を経たある日、一所懸命に道を掃除していた時、偶然飛んだ小石が竹を撃ち、その音を聴いて香厳は悟を開いたのであった。

2011年6月16日 (木)

驀直去

(まくじきこ)      『無門関』第三十一則

わき目をふらず真っ直ぐに行け。
第二念に渉るな、差別観に墮するなの意。

2011年6月10日 (金)

聖朝無棄物

(せいちょうに きぶつなし)

優れた朝廷のもと 万民皆その処を得て業を楽しむ。天下泰平の世。

命ある物、生なき物、すべて、余計な物や捨てられるような物はない。
一切万物、生かしきる。

--客亭--           杜甫
猶曙色秋窗、  秋窓なお曙色、
落木更高風。  落木さらに高風。
日出寒山外、  日は出づ寒山のほか、
江流宿霧中。  江は流る宿霧の中。

聖朝無棄物  聖朝、棄物なし
衰病已成翁。  衰病すでに翁となる。
多少殘生事、  多少殘生の事、
飄零任轉蓬。  飄零(ひょうれい)、轉蓬(てんぽう)にまかす。

秋 窓がまだ曙の色を帯びている。
木の葉が落ちつつあるのに更に風が高く吹いている。
寒空の山の上から太陽が出て
まだ はれぬ霧の中を江は流れている
聖代には うち捨てられて おかれるものなどないのであるが、
老衰の自分は、疾病でなにごとも なすことなく
翁となってしまった。
老いさき いかほどの事があろうが、
風に吹かれ、落ちてころがり行くに任せる漂泊の旅人の身にとどまる。

2011年5月28日 (土)

帰家穏座

(きかおんざ)   「大慧録」、「碧巌録」、「嘉泰普灯録」他

家に帰りて穏座する。
修行円熟して、外境に迷わされず、
あたかも家に帰り坐する如く、安穩にして心を労せざるの喩え。

故郷をなくし、帰るところのない身も
自性清浄な本地を見つけ立ち返り、心の故郷に安住する。

2011年5月26日 (木)

雲帰山水帰海

(くもはやまにきし、みずはうみにきす)

物事は各皆、根元に帰するということ

2011年5月11日 (水)

説似一物即不中

(せつじ いちもつ そくふちゅう)         「伝燈録」

一言でも説けば たちまち的をはずれる。

真理を口にすれば、たちまち逃げていく。

言葉は真理の周辺を取り巻いているが、それそのものではない。

真髄を説き伝えることは難しい。

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