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2011年5月15日 (日)

山静如太古

(やましずかなること たいこのごとし)

幽邃な山、太古の昔から変わらぬゆったりとした静かな時が流れている。

ゆるやかな悠久の時の流れにあって、
時間に使われ、追われ、あくせくするばかりで何になろう。

--醉眠(酔うて眠る)--

山靜似太古、(山静にして太古に似たり、)
日長如小年。(日長くして小年の如し。)
餘花猶可醉、(余花なお酔うべし、)
好鳥不妨眠。(好鳥も眠を妨げず。)
世味門常掩、(世味には門常に掩い、)
時光簟已便。(時光簟に便ぐのみ。)
夢中頻得句、(夢中頻りに句を得たり、)
拈筆又忘筌。(筆を拈ればまた筌を忘る。)
                      北宋の詩人、唐庚(とうこう)1070~1120

山は静まりかえり太古のようで、
日は一年もあるかのように長い。
遅咲きの花を見ながら酒を飲み、
啼く鳥心地よく眠りを妨げることもない。
門は閉めたまま世情にかかわらず、
簟(竹や籐で編んだたかむしろ)でくつろいだ時を過ごすにかぎる。
夢の中でしばしば詩句を得たが、
筆つかむと忘れている。

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